話すのが下手な理由
画像内で、プレゼンをしている男性を見て、私はこう思いました。
今の学生たちは少なからず、その男性のようになるだろうなと。
テストの結果が良くても、口下手では将来悩むでしょうね。
そうならないためにも、学生たちは今から訓練することが求められます。
私の授業では、英語や数学などの学科の勉強をしつつ、話す練習も兼ねています。
例えば、質問や確認、理由の説明などをよく求めています。
最初はどう発言していいのかまごつく生徒は多いです。
そんなときは、発言の仕方を教えてマネさせています。
まずは、コピーをするなどの簡単なことから始めればいいのです。
発言の練習、これは学校教育ではなかなかできていません。
生徒はたいてい黙っている状態、先生が多く話す状態・・・。
これは昔からですね。
いつまで続くのでしょうか、ある意味生徒が成長できない教育は・・・。
だからこそ、塾でやるべきだと私は考えています。
生徒に発言の機会を与えることは、授業のイメージを変えます。
50分の授業がとても長く感じるイメージがなくなります。
なぜなら、先生が話すばかりではなくなるからです。
生徒も話すことで、授業時間がまるで半減したかのように感じるでしょう。
話すのが下手な理由は、練習の機会が少ないことだけではありません。
話せる機会が与えられていても、言葉の力が無ければダメです。
そのため、指導員が手本を示さねばなりません。
あるいは、生徒が言葉の力をつけるための何かが必要です。
私が最初に教えることは、次の3つです。
1 1文を短くしましょう。
2 言いたいことを最初に言いましょう。
3 知ったばかりの言葉を使ってみましょう。
話すのが下手な生徒はたいてい、1文がとても長いです。
作文用紙で言えば1文が5行くらいになっていたりします。
話し手だけでなく聞き手も、何の話なのかよく分からなくなりますね。
話し手は1文を短くし、相手に相槌を打たせて次の1文を言うのが分かりやすいです。
いちばん言いたいことが何なのかが分からないのも下手である証拠です。
たくさん頑張って話したけど、結局何がポイントなのかが不明。
それでは、話し手も聞き手もしんどいですね。
心地良い意思疎通を図るには、ポイントを最初に言いましょう。
それ以外のことは後述でも十分です。
普段使っている言葉ばかりのバカをやめましょう。
例えば、やばい、すごい、うざい、ガチで、などでしょうか。
学校や塾、テレビや本などで最近知ったばかりの言葉を試しに使ってみましょう。
やばいではなく、危機的と言ってみる。
すごいではなく、すさまじいと言ってみる。
うざいではなく、わずらわしいと言ってみる。
ガチでではなく、本腰を入れてと言ってみる。
この習慣づけは、作文や小論文に役立ってくるはずだと思いませんか?
最後に、話すことは、声が出る以上死ぬまで用います。
とりあえず通じたらいいやなんて思わずに、話す力をつけましょう。
それは人生を豊かにする1つの要因になるはずですから。
少なくとも、ティークラムのニシオカという指導員は応援します。