ベテラン塾講師ニシオカの日記

塾のみならず、プライベートなことも記しています。

わたしの厳格条件

できなかったら竹刀で叩かれる・・・。

私が中学生の頃に通っていたスパルタ塾ではふつうに行われていました。

戦争参加者だったY先生、その節は大変お世話になりました。

Y先生の厳格極まるご指導のおかげで、数学が得意になりました。

 

私がY先生の立場(塾講師)の今、「本気と楽しさ」をモットーに指導しています。

「本気」の中に厳格というワードがあります。

しかし、私にはY先生のようなスパルタ指導はできません。

時代の違いはありますが、生徒に手をあげるなんて怖いからです。

体罰はタブーだと思い込んで今に至っています。

 

体罰よりも軽い厳格さは持っています。

しかし、その厳格さは必要に応じて用いています。

言い換えると、必要が無ければ全く厳格な指導はしないということです。

最初の面談のときには、厳しい塾だと思っていたけど、全然そんなことなかった。

なんて思った生徒はいます。

そんな生徒は何度も指摘されなくともできる生徒だということです。

 

また、こんなタイプの生徒にも私の厳格さはいりません。

目標が高くない生徒、成績度外視の生徒

現状の成績よりも少しだけ上を目指す生徒には緩めの指導で大丈夫だと思っています。

例えば、全部はできなくてOK、少し分かればOKなど。

実は私には非厳格的な面もあるのです。

 

わたしの厳格条件を何となくお分かりいただけたのではないでしょうか?

そうです、上記の逆のタイプの生徒です。

多数がこのタイプに属します。

目標が高い生徒、成績重視の生徒、また、その親御さん

この場合、緩めの指導なんてできません。

そんなことをすれば、生徒は安心するだろうし、わたしは舐められるかもしれません。

私が新米講師のころは生徒に舐められていました。

いったんそうなれば、まともに耳を傾けるなんて無くなります。

それは絶対に避けなければならない!

 

消去法的に、厳しい指導をせざるを得なくなります。

そのための方針も必要になります。

完成度を上げることや完全理解するまで質問するなどがそれにあたります。

現状の成績を大きく変えることが求められているわけですから仕方ありません。

当校では、このことを最初の面談時にお伝えして賛同していただいています。

 

従順で指示通りにできる生徒は成績の改善が期待されます

面談時の大切なお話を理解してもらったのだと私は嬉しく思います。

 

しかしながら、そうではない生徒も中にはいます。

面談や書面では賛同していただけたものの、実際は違ったということです。

規約違反で違約金〇万円頂戴しますなんて、他のところではありそうですが、わたし

そんな物騒なことはしません。

代わりに退会していただきます

それはその生徒と保護者の方のためです。

合わない塾だと証明されたわけですから、どうか合う塾を早く見つけていただきたい。

時間は元に戻らないのですから、早めに合う塾で落ち着かれたらいいと思うのです。

 

このような残念な結末にならないために、熟考してご入会を判断くださいませ。

塾だけに熟考が必要です。(笑)

 

当校の方針に合う人もいれば合わない人もいます。

例えれば、青色の服しか売らない衣料品店には、青色の服好きが集まります。

しかし、青色が苦手な人は見向きもしません。

わたしはそれでいいと思っています。

逆に、豊富な色のある衣料品店にはしたくありません。

できるだけ多くの人に来てもらいたいなんて欲張りだと思います。

特に塾の場合は、色を決めた方が選ぶ側が選びやすいはずです。

 

最後に、当校では厳格な指導が行われることがあります。

そのための方針が存在します。

成績を改善したいと切に望まれるなら、どうかご理解くださいませ。