涙の数だけ強くなってほしい
♪「涙の数だけ強くなれるよ、アスファルトに咲く花のように」
Tomorrowのサビの歌詞ですね。
音楽の教科書に載るほど有名なので、知っている人は多いと思います。
私の経験上、この歌詞の通りなる生徒とそうでない生徒に分かれます。
涙を流した分、強く育っていく生徒と弱いままの生徒に分かれるということです。
塾講師としての私には厳格な面があります。
教え子が約束を破ったり、宿題を適当にやっていたり、忘れ物をしたり、必要なプリントを無くしたり、嘘やごまかしでその場をしのごうとしたり、話を聞いてなかったり、返事をしなかったりなどのことが習慣化しそうだと思ったとき、私は教え子に説教をします。
今の時代珍しく、私は厳しい指導をするのです。
そんなとき、涙する生徒がいます。
そして、そのタイプは2つに分かれます。
1つは、Tomorrowの歌詞の道を歩み始めるタイプです。
このタイプの生徒は、叱られたわけを覚えています。
「どうして自分はそれができなかったんだろうか?ここまで言われてつらいだけじゃなくて、それができなかった自分に腹が立つ。」なんて思っているかもしれません。
次の塾の回では、新たなスタートをきったような様子がうかがえます。
例えば、宿題の出来栄えを確認したら、字が整っているし、実際に正答数が以前よりも多かったりするのです。
その後、何かやらかしても、例えば忘れ物を2回連続したとしても説教にまで発展しなくなるのです。
生徒が賢くなったのでしょう。
私が説教をする前に何かしらのアクションを起こしたりするのです。
ある生徒は、「先生、〇〇をまた忘れてしまったので、明日持ってきてもいいですか?」なんて・・・。
涙の数だけ強くなった生徒は違います。
私の心内を変えるくらいの言葉を身につけているのですから。
そんなふうに言われると、説教なんてする気は起こりません。
逆に、しっかりした生徒になったものだと感心するくらいです。
もう1つは、Tomorrowの通りにならないタイプです。
このタイプの多くは、叱られた理由が分かっていません。
「ただ先生が怒っているから嫌だ!」と負の感情に支配されているだけです。
さらには、反抗的な態度をとる生徒もいます。
例えば、腕で目のところをずっと隠したままで動かなくなったり、話題を逸らして私の粗捜しを感情むき出しでしてきたり、など。
このタイプはそもそも何かを学ぼうだなんて思っていないでしょう。
ただ厳しくされたことが嫌だと思っているだけなのです。
挙句の果てには、有ること無いことを家に帰って言いまくったり。
生徒の成長のためにエネルギーを注いても逆効果だと私は悲しいです。
言い方がキツいと非難する人もいるでしょう。
しかし、最初は柔らかく言っているのですよ。
何度も同じことを言わせる状況になるから、喝を入れないといけなくなるのです。
それが嫌だと言うならできるよう頑張ればいいことです。
何かを手に入れたいと思うなら、それだけ痛みは伴うもの
英語では、No Pain, No Gainですね。
成績を上げたい、頭をよくしたいと願うなら、するべきことはきちんとしなければなりません。楽して成し遂げられるなんてことはありえません!
最後に、Tomorrowの歌詞のようになりたいと思ったなら当校で学ぶとメリットが大きいと思います。私が本気でほんまもんを教えるからです。
そうは思えない場合は、他をあたってください。当校はストレスになるだけだと思いますから。