ベテラン塾講師ニシオカの日記

塾のみならず、プライベートなことも記しています。

生徒が勉強を頑張る訳

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『飴と鞭』という言葉をご存じですか?

やや死後になりつつあるように思いますが、教育において有効だと私は思います。

そもそも、言葉の意味はこうです。

甘い扱いをする一方で厳しく指導することのたとえ。

 

当校には『飴と鞭』に類似したモットーがあります。

それは『本気と楽しさ』です。

本気で頑張った生徒には、何かしらの楽しさが与えられるというものです。

 

当校の生徒たちが厳しい指導を受けても頑張り続ける理由は何でしょうか?

かつての生徒たちが口を揃えてこう話していました。

「塾でパーティーがしたいからです。」

やはり生徒は子どもなのですね。

テレビゲームがしたいから親の言うことを聞くのと似ています。

 

私は生徒たちに『本気』とはどういうことなのかを教えています。

その1つの答えは、苦手の克服です。

質問できない生徒ができるようになる。

数学50点が80点になる。

凡ミスが無くなる。

適切な日本語を話せるようになる。 

などのような体験をすることで、『本気』を肌で感じるものですから。

 

このような教えの中では必ずと言っていいほど、厳しい指導が伴います。

そこで辛抱できる生徒は改善していきます。

そして、改善が終盤を迎えるころには、生徒自身が『本気』の意味を理解します。

さらには、当校で何かしらの楽しさを与えられ、優越感に浸る生徒もいます。

 

逆に、厳しい指導から逃げ出す生徒は、改善なんてほど遠いです。

常に人や物のせいにして、自分を正当化して生きていくでしょうね。

ここでやれる人との格差が大きくついてしまうのです。

逃げ出す癖をつけないために、ここは少しでも頑張ってみましょう。

きっと、何か発見があると思いますよ。

 

さて、2022年が目の前に来ています。

しばらくマンツーマン授業を続ける予定です。

また、オンライン+校舎での対面も同様です。

かつてのように複数人で和気藹々といった雰囲気ではありません。

しかし、今だからこそできる「本気」のための「楽しさ」を提供しようと思います。

この点だけはぶれずに今後も塾運営を続けたいです。

 

最後に、当校の生徒たちと新しい生徒たちへ

将来、「あのとき本気で頑張って良かった。塾で楽しいこともできたし。」なんて過去を振り返れるようにすると、それもまた楽しさになりますよ。