素直が一番!
Y君はとても素直で、基本的に指導に従う姿勢をしている。
昨日、Y君の弟のR君がやってきた。
率直な感想は、とても素直。
親御さんの育て方が上手なのだと思った。
それに、2人の生活環境がいいのだろう。
23年前、私が勤めていた塾の長がよくつぶやいていた。
「やはり、素直が一番だねえ。」
教えた通りに生徒が取り組んで、結果が出たときに塾長はそうつぶやいていた。
私もそれ以来、ずっと「素直が一番!」と思って今に至っている。
教える側の心理として、素直な生徒にはどんどん利益になることを教えたい。
例えるなら、日なたの植物がぐんぐん育つよう、しっかりと手入れをする感じだ。
水は霧吹きで与え、肥料はいいものを使い、笑顔で話しかけたりとか。
素直な生徒は得する傾向にあると思う。
私は9割主義の考え方を持っているので、素直でないときも許容している。
生徒も人間なのだから完璧は無理だし、完璧を求めるべきではない。
素直な生徒が素直でないときは、「そういうときもあるよな。」と思う。
普段は素直なのだから何の問題もない。
先生が「Aですよ。」と言えば、生徒も「Aですね。」は素直。
先生が「Aですよ。」と言えば、生徒は「Aではなく、Bです。」は素直でない。
では、先生が「Aですよ。」と言えば、生徒は「Aですか?」はどうだろうか?
このタイプの生徒は、素直な生徒が多いように思う。
なぜなら、疑問を先生に投げかけているから。
たいていは、先生がAの理由をきちんと話せば同意してくれる。
教える立場からすれば、生徒には納得した上でついてきてほしい。
そのため、「〇〇という理由でAをするんだ。」と教えたい。
勉強は論理を伴うという点からも、正当な理由を言える指導員でありたい。
夏休みの5科目の宿題を、1日〇ページする理由を私は常に言える。
そして、その理由を生徒に話せばたいていは納得してくれる。
生徒に素直であってほしいと願うなら、素直でいられる環境をつくるべきだと私は思う。価値観の押し付けにならないよう注意したい。
今回はラフな内容のつもりが、シリアスな感じになってしまいました。
次回はラフで行こうと思います。