ベテラン塾講師ニシオカの日記

塾のみならず、プライベートなことも記しています。

褒めるだけの塾

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べた褒めする自動車学校があるそうですね。

流行っているとのことです。

今の時代は受けるでしょうね。

私の頃とは大違い・・・。

 

では、塾の場合はどうでしょうか?

褒めるだけの塾があると生徒から聞いたことがあります。

生徒だけでなく、親御さんにもいい事ばかり話すそうです。

逆に耳の痛いことは失礼にあたると考え言わないそうです。

 

失礼にあたる??

なぜでしょうか??

 

私が勤勉な学生なら、耳の痛いことも知りたいですね。

自分が改善すべき点を知れば、上達への道を進めるからです。

実際に上達して過去を振り返ったとき、こう思うはずです。

「あのとき改善法を知れて良かった」と。

 

当校の生徒たちには、本気で学ぶことを教えています。

そのため、彼らは耳の痛いことを受け止めようと努めています。

その努力が積み重なるにつれ、改善されることが増えます。

そのときに私は褒めることが多いですね。

 

今までできなかったりことができるようになったとき、人は褒められたいものです。

「前は適当に問題解いていたのに、最近は違うね!」

「数か月前は凡ミスが山のようにあったのに、今ではそれがうそのようだね!」

「去年は先生任せだったのに、今年は自分でも考えられるようになったね!」

こんなふうに褒めると、生徒たち自身は努めてきたことに肯定感を持てると思います。

 

褒めるだけの塾、、、成績度外視ならわたしにもできるかもしれません。

しかし、成績向上という絶対条件の下では、わたしにはできません。

伸ばすためには、改善点を教えることから始まります。

やはり、本気から始まるということです。

そして、生徒自身が本気で己と闘った先に褒めるという行為があるのだと思います。

 

「生徒たちよ、褒められたいなら本気で成し遂げよ!」

同時にこうも言いたいです。

「生徒たちよ、近い将来自分自身を褒められるように本気で取り組めよ!」