旅行中は勉強しなくていい
テレビのニュースでは、今年のGWは大いに盛り上がっているようですね。
政府が自粛を求めなかったことがあるのでしょう。
連休を利用して旅行に出かける家族もいるでしょう。
この機会に大いに楽しんでほしいと思います。
こんなふうに塾講師の私が言えば、一部の生徒はこう返したりします。
「え?いいんですか?」あるいは、「勉強もしますよ!」
生徒によりますが、受験生や試験前を除けば、いつもの勉強はゼロで構いません。
むしろ、旅行中に中途半端な勉強にならないかが心配です。
また、大切な勉強道具や教材を現地に忘れてしまうかもしれませんし。
勉強のことが気になるなら、旅行の前後に多めにすればいいです。
3日間の旅行なら、その分を前後3日に振り分けるのです。
例えば、5月3日から5日までが旅行だとします。
4月30日から5月2日、6日~8日までは普段の1.5倍すれば平均化されます。
この考え方は、将来の仕事面でも生かせるでしょう。
旅行中はいつものの勉強をしない代わりに、別の勉強ができます。
例えば、観光地で自分が何を目にして、それをどう思うのかを考えることです。
そして、そのことを土産話として誰かに話すようにするのです。
こうすれば、思考力や表現力をいつもとは違う形で養えます。
私が子供の頃、熱海方面に家族で訪れたことがありました。
30年以上前のことですが今でも覚えていることがあります。
観光バスで周遊中、困ったことになったのです。
バスの予定だと、自分たちの目的の電車に間に合わないことに気づいたのです。
そのとき、母親がバスガイドさんに途中下車の許可をもらっていました。
すんなり了承してくれて、神奈川の小田原駅で下ろしてくれました。
なんて融通の利くバス会社なんだろうと、私は感心しました。
そのおかげで、目的の電車に乗ることができて、難なく熱海の温泉に着けました。
このことを今でも覚えているのは、これまでの間にいろんな人に話してきたからです。
旅行ってそのときだけが楽しいわけではないことを私は知りました。
旅行を大いに楽しんで良かったです。
いつもの勉強(英語や数学などの学科の勉強)は普段できます。
特別な時はそれを休止させ、特別な勉強をするのがおすすめです。
もちろん、いつでも学科の勉強をしたいというのなら止めませんが。
最後に、旅行に行かない場合は、いつもとは違う勉強もできますよ。
学校や塾以外の教材から学ぼうと試みるのです。
単調な学習生活から少し遠退くためにもやってみましょう。
単調さは脳が疲れ、怠惰な自分を作ってしまう恐れがありますから。
ユーチューブの動画、学習系ブログ、本など、いくらでも教材はあります。
学校や塾の先生以外から動画授業を閲覧することで何か発見があるでしょう。
ブログを回っていく中で、興味を惹く勉強法や体験談を読めることがあります。
中古本屋さんでは安価でお宝本が手に入るかもしれません。
とにかく、連休を利用していろいろと学ぶ範囲を広げてみましょうよ。